一枚の名刺に、らしさを詰め込んで

僕たちのコミュニケーションツールである「名刺への想い」をお話していきます。
会社を立ち上げたばかりの頃、まず
“自分たちらしさ”をどう伝えていくかに向き合いました。
まだ名前も知られていない。
大きな実績があるわけでもない。
歩みだしたばかりの、小さな存在の僕たち。
それでも未来への想いと姿勢を、しっかり届けたい。
NINE‐Cの根幹となる企業理念が定まったあとに取り組んだのが、
「名刺」という小さなツールづくりでした。
手のひらサイズの紙一枚。
最初に誰かの手に渡るこの小さなツールこそが、私たちの未来を切り開いてくれるはず。
「どこに出しても、誇れる名刺をつくろう。」
「手渡すことが楽しみになるような、想いが詰まった名刺を」
それが、このプロジェクトの出発点でした。

名刺づくりで目指した、5つのゴール。
- ひと目で「他とは違う」と感じてもらえること
- 渡した瞬間、直感に響くデザインと素材でひきつけること
- デスクの上に置いても様になり、簡単に捨てられないこと
- 「この名刺、いいね」と会話のきっかけになること
- 誰が見ても「カッコいい」と感じられる、自信をもって手渡せる一枚であること
そんな理想をカタチにしてくれるパートナーを探しから、名刺づくりは始まりました。
表面的なデザインだけではなく、
想いや目指す未来に寄り添ってくれる、
情熱を交わし合えるパートナーを。
そして、僕たちの話に真摯に耳を傾け、
想いをくみ取り、想像を超える“カタチ”を生み出してくれる最高のパートナーと出会うことができました。
そこから、何度もディカッションを重ね、細部までこだわり抜き、
ようやく一枚の名刺が完成しました。
まず目を引くのは、その名刺の佇まい。
無駄を削ぎ落したミニマルなデザインが、力強く印象を残します。
使う色も情報も絞ることで、余白や質感そのものが“NINE‐Cらしさ”を表す仕上がりに。
手に取ると、一般的な名刺とは一味違う厚みと重み。
指先の伝わる“やさしい手触り”は、思わず触れていたくなるような心地よさ。
まさに、五感に響く名刺です。
表面には、本当に伝えたい情報を。
背面は二色のみで、中央には存在感をだしてくれるNINE‐Cのロゴ。
飾り気を削ぎ落したその潔さが、僕たちのスタンスそのものを表しています。

そして、最後までこだわった「肩書の言葉」
“クロス屋”という言葉に込めた想い。
僕たちが日々向き合っている仕事を、リアルに、一言で表す。
何より、まっすぐであり、ちょっと温かくて、ちゃんとカッコいい。
名刺の右上に、しっかりと存在感を放つ“クロス屋”の文字が、
誇らしく、頼もしい。
手のひらサイズの小さなツールは、私たちの未来を切り開く存在となりました。
新規のお客様に名刺を手渡すと、まずに返ってくるのは名刺への言葉。
「この名刺、すごくカッコいい!」
そこから笑顔が生まれ、会話が自然と始まっていきます。
僕たちはまだまだ小さな存在です。
それでも、この名刺には「きっかけを生み出すチカラ」があります。
言葉で語る前に「あ、この会社なんかいいな」と感じてもらえる。
その目に見えない価値こそ、大切にしていることです。
きっかけなければ、会話は生まれない。
会話がなければ、関係は深まらない。
だからこそ、この小さなツールが果たす役割は、想像以上に大きいのです。
名刺は、ただの紙じゃない。
NINE‐Cを、言葉より早く記憶に届けてくれる「コミュニケーションツール」であり、
未来への扉をノックする、確かな手段なのです。
そしてこれからも、
「一枚の名刺に込めた想い」を、ずっと変わらず大切にしていきたい。
たった一枚が、誰かの記憶に残る。
たった一枚が、誰かの心を動かせる。
名刺という名のこの一枚に、
私たちの誇りと未来は、しっかりと詰まっています。
それではまた次回お会いしましょう!

