道具に想いをこめて、暮らしをつくる

こんにちは!大阪を拠点に、関西全域で内装仕上げ工事を手がけているNINE-Cです。
今回は「職人が使う道具への想い」について、お話していきます。
「クロス貼り」や「クロス職人」と聞くと、単調で地味な作業を想像される方もいるかもしれません。
でも実際は、とても繊細で、奥深い仕事なのです。
光の入り方、湿度、下地のわずかな凹凸やクロスの伸び具合。
それらを五感で感じ取りながら、常に微調整を繰り返して仕上げていきます。
目に見えない違和感にも気づき、丁寧に向き合わなければ、決して美しい仕上がりにはなりません。
そんな繊細な仕事を支えてくれているのが、私たちクロス職人の「道具」です。
カッター、地ベラ、撫でハケやスムーサーといった数多くの道具。毎日手にするこれらの道具は、単なる「工具」ではありません。
まるで自分の手の延長のようであり、身体の一部として働いてくれる、大切な相棒なのです。
だからこそ、道具の扱い方には、職人の仕事への姿勢が表れます。
・刃をこまめに替える
・使い終わったら丁寧に拭く
・削れて丸くなった角を整える
そんな小さな手間が、仕上がりに大きな差を生みます。道具を大切に扱う人の手からは、自然と丁寧な仕事が生まれます。逆に道具を雑に扱えば、そのまま仕事にもにじみ出てしまうものです。

ただ壁にクロスを貼る、床にシートを貼る。
職人の仕事はそれだけではありません。
私たちが手がけるのは、お客様の想いがこもった「空間」です。完成した空間は、何年、何十年もそこで暮らす人々の大切な時間と一部となり、生活の基盤となっていきます。
家族の笑い声、子供の成長、大切な記念日を過ごす特別な場所。
そんな日々を静かに見守る空間を、私たちは仕上げているのです。
だからこそ、現状に満足せず、施工価値を高めるために、結果にこだわり続ける必要があるのです。
私たちNINE‐Cの職人たちも、それぞれのこだわりが詰まった道具を手に、日々現場に立っています。
培った技術と経験を存分に発揮するために、想いがこもった道具たちと共に、今日も奮闘しています。
仕上げた空間が、誰かの暮らしの一部になる
その先にある未来を想像しながら、作業を終えたあとの道具を一つひとつ丁寧に拭き上げていくのです。
「明日も、いい仕事をしよう」
「誰かの大切な時間の一部をつくるために」
そう心に決めて、また新しい一日を迎えます。
そしていつか私たちが仕上げた空間で、笑い声が響く日常や、かけがえのない思い出が生まれていく。
その光景を想像することが、私たちクロス職人の明日への原動力となるのです。
ただの作業ではなく、誰かの人生を支える仕事。
今日もまた、心を込めて、私たちは道具を手に取ります。
それでは、次回またお会いしましょう!

